彼岸とは、生死の迷いを超えた悟りの世界である彼方(向こう)の岸のことで、彼岸へとは、迷いの世界である此方(こちら)の岸を離れて彼方の岸にいたることを願い、春分・秋分の日の前後にお勤めする法要です。
春・秋の彼岸会は、インドや中国ではなく、日本で始められた今日行事と言われ、各宗で勤修をするのに好ましい時節としてお勤めされています。浄土真宗では、阿弥陀様の恩徳に報謝する思いでお勤めいたします。
祖父母、父母、子、孫・・・長いね月を経ても、命をつなぐ糸は永遠に続いてほしい。
永代経法要は方々によるご懇念によってお寺が護持され、お念仏の教えが永代に渡って受け継がれていく法要です。
今を生きる私たちが、法要をご縁として、仏恩報謝の心を表すことであり、その心はやがて子や孫に受け継がれて、み教えを聞き広めるご縁となります。お念仏を大切にされる方々の思いが、永代経法要であります。
インドでは日本以上に雨の時期とそうでない時期がはっきりとしています。ですから、お釈迦さまは雨の時期に出歩かないようにされました。
一ヵ所にお弟子様と一緒に集まられて、勉強会をされたのです。そうすることによって、知らない間に生き物を踏み殺して不殺生の戒律を破ることを防がれたのです。それを安居(あんご)といいます。
報恩講は浄土真宗の宗祖親鸞聖人の、祥月命日の前後に阿弥陀如来並びに宗祖親鸞に対する報恩謝徳のために営まれる法要のことです。
浄土真宗寺院において一年で最も大切なご法要です。
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